【離婚】表面上はうまくいっています。でも、離婚したいんです。

2014-09-26

離婚というと重苦しい話になりがちですが,近ごろは,離婚を明るく扱ったテレビドラマや書籍が,よく見受けられるようになりました。みなさんも,ドラマや本を見て,「そうそう,その気持ち分かる」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。自分だけじゃないんだと思うと,勇気づけられますよね。そういう意味では,以前に比べると,離婚のことを語りやすい雰囲気にはなってきているように感じます。

しかし,実際に夫婦関係で悩んでいる人にとっては,周囲に相談しても,「そんなことくらいで」とか,「あなたにも悪いところがあるんじゃないの」などと言われ,誰にも自分の気持ちを分かってもらえないと絶望して,心を閉ざしてしまうこともありがちです。夫婦の問題は,非常にプライベートな空間で起こることであり,日常の些細な出来事の積み重ねに端を発していることも多いので,他人からは理解されにくいものです。そうすると,ますます悩んでしまって,悪循環に陥り,感情的にこじれにこじれてしまいます。

離婚問題に発展する夫婦のうち,表面上はこれといって大きな問題があったわけではないのに,突然妻から夫に離婚を求めたケースでは,特にその傾向が強いように思います。

離婚問題といっても,千差万別で,人によって違うのはもちろんなんですが,妻が日頃の夫の言動に不満を募らせ,ついには,「もう,顔を見るのもイヤ」という状況になっても,当の夫は,離婚を求められるまで妻の気持ちに全く気付かないという,離婚に対する夫と妻の温度差は,多くの夫婦が共感できるのではないでしょうか。

その原因としては,すでに多くの文献でも紹介されているところですが,男女で物事の感じ方や考え方が違うということが考えられます。実際の離婚事件に関わっていると,物事の感じ方や考え方が男女でこんなに違うのかと考えさせられることがしばしばです。そのために,復縁や離婚条件の話し合いをしようにも,夫と妻で話がかみ合わず,ますます関係が悪化し,泥沼の離婚劇になってしまうこともあります。

そうならないためにも,早期に第三者を交えた話し合いをし,必要以上にお互いのことを傷つけあわないような解決を目指してください。そんなとき,私達がお力になります。

 

ページの上部へ戻る

Copyright(c) 2016 ながせ法律事務所 All Rights Reserved.